糞ころがしの卵の入っている糞球は洋梨型をしているので「梨球」と呼ばれている
糞ころがしの卵を探し続けて30数年、ファーブルは糞ころがしの巣を掘り起こして、梨球の中の先端部に卵を発見する。
巣の中にある梨球を映像で視て、その発見の感動が伝わってきた。
古代エジプトにおいて太陽を司る神であった糞ころがし(スカラベ)は現在、絶滅が危惧されている。
その最大の原因は牛にのませる虫下しにあるという。
牛馬の糞を食べて処理する糞ころがしがいなくなれば、食物連鎖が断ち切られる。そのことは命の連鎖環境が壊されることだ。
人類にスカラベを絶滅させる権利はない。