建築は知っている ランドマークから見た戦後70年

NHKEテレ 福岡 2015年5月3日 () 00:40 (01:30)
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1964年の東京オリンピックの国立競技場が早くも取り壊された。
日本のランドマークなんて所詮そんなもの。
東京オリンピックの象徴的モニュメントが東京オリンピック開催のために取り壊される。
老朽化とか手狭とかもっともらしい理由のもとに、あっという間にスクラップにされる。
東京を彩る代表的建築は、時々の時代の空気の中で生まれ、今後の時代の空気の中で消えてゆく。
名建築から日本の未来への想像力をそんな風に見いだした。
人の記憶というものは建物とともに成り立っている
確かに子供の頃の記憶をたどると昔の我が家の風景が鮮明に思い出される
狭かったけどはじめての自分の部屋を持った時のドキドキ
あれは今も忘れない
様々なエピソードを交えながら戦後70年を振り返る内容
納得しました。
「建築は、時代を語る。
東京の代表的な昭和建築と、戦後のエポックメーキングな出来事とを重ね、時代に、時に寄り添い、時に戦った建築家の思考の跡を辿りながら、日本という国の歩みも浮かび上がらせる。」
人の心のスピード 建物のスピード
戦後日本建築史を一望する好番組。

たとえば池袋のサンシャインシティは、オフィスだけだはなく、水族館や博物館やホテルも併設し、あたかも都市という海の中の島のように、様々な機能をパッケージした先駆けだったという。

今は何だか当たり前になってしまい、どちらというと古さすら感じさせる。

理想や理念を持ち、一度は輝いて見えるが、時代や人の心の変化は素早く、いつしか色あせて見えるようになる。

それは世の常で仕方のない事かもしれない。

しかし一方で、新陳代謝をコンセプトにして、各部屋を古くなったら付け替えられるようにしたビルが、実際には一度も付け替えられず、そのままの姿で愛され、使われ続ける。

あるいは、いったんは廃れてしまったハウステンボスが、見事に再生を果たす。

建物は、建物だけでなく、人によって愛され、使われる事で、生き続ける。

使われ、愛されるためには、理念とか理想が必要で、要は、本物でなくてはいけない。

たぶん理念や理想はそのままでは通じなくなるのだろうが、それはそれで構わない。

…と、そんな事を色々と考えさせられました。


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