ETV特集「墨に導かれ 墨に惑わされ~美術家・篠田桃紅 102歳~」

NHKEテレ 静岡 2015年5月30日 () 23:00 (01:00)
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みんなのレビュー

美術家・篠田桃紅さん、102歳の気骨に感銘を受けた。
大きな硯で静かに墨をすり、筆にたっぷりと墨を含ませ、紙と対峙する。
静謐の中に、真剣勝負の迫力を感じた。
その姿、描き出される筆致に宮本武蔵の筆先を思い起こした。
その立ち居振る舞いは年齢という概念を超えているようだ。

20代で家を出て、40代で書を飛び越え、心に響く美術を自ら引き出す桃光さん
早くに自分を見抜き、父親の遺言も無視して書で身を立てたかと思えば、書ですら自らを現すには足りないと抽象的なものを描き、そして40代でニューヨークに渡った…。
その描くものは自分が世界を見つめ、浮かび上がってくる事象なのでしょう。
花の命は短いけれど、それでも私は種を植えた。この詩をバレエの公演を観た際に感じた書にも、小さな桜を見つめて出てくる言葉からも、それを感じました。
人とは、無に帰る存在。だから消え行く中で浮かび上がるものを記して行こうという心は本来みんなに備わっていて、それを桃光さんは書で現してくれれいるのだろう、と思いました。

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