時論公論「IS“首都”陥落 今後の課題」出川展恒解説委員

NHK総合 東京 2017年10月18日 (水) 23:55 (00:10)
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シリーズ: 時論公論
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今、世の中で何が起きているのか、その背景には何があるのか、そこから見えてくるものは何か…。政治・経済から国際社会の問題まで旬のテーマをタイムリーに読み解きます。「時代が見える社会がわかる」ニュース解説番組です。
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IS"首都"ラッカ陥落:今後の課題
めちゃめちゃ考えさせられる内容でした。以下要点。

ISが現代社会に突き付けた課題とは、謂れのない抑圧や差別に苦しむ人々があまりにも深い絶望感から時代錯誤の過激思想に取り込まれてしまうという悲しい現実。今後第二第三ISが誕生する恐れもある。軍事作戦だけでは解決しない。なぜこのような組織が生まれ支持を広げたのか、原因を取り除いていく努力を国際社会が一致協力し推し進めていくことが求められる。

■領土奪還
ISがこれまでのイスラム過激派と異なったのは、2015年イラク第二の都市モスルを攻略し、領土を獲得し支配することで、ラッカを首都とした国家の形態をとったこと。

2015年にアメリカ主導の有志連合が空爆を開始したことで、イラクも体制を立て直しISから支配地域を回復し始めた。9月にはモスルを回復し、17日にはラッカを回復したことで、ISはもはや国家と称することはできなくなった。

■シリア・イラクの政治秩序回復
シリア・イラクの不安定を取り除かねば第二・第三のISを生みかねない。
シリア:国連が仲介する和平協議で決められた通り、ロシアが支援するアサド政権とアメリカが支援する反政府勢力の間で、停戦を実現し、暫定政府が新憲法を制定し、正式政権を樹立させ、政治を安定させる必要がある。
イラク:異なる宗派、異なる民族の対立を解消し、挙国一致の国づくりが必要。イラク戦争後の国の立て直しで、シーア派アラブ人がスンニ派アラブ人を蔑ろにしたことでスンニ派がISの煽動と支配を受け入れてしまった。また、モスルやラッカの奪還に大きく貢献したクルド人をどう扱うかが今後の課題。

■過激派対策・テロ防止
疑似国家としてのISは壊滅となるが、過激思想としてのISは生き残る。サイバー空間の監視、心のリハビリ、社会復帰支援が喫緊の課題。

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