まず、箱を携えた美女は龍宮城の乙姫で、「うつろ舟」に乗って浦島太郎に会いに来た。手に持った箱には「若返り」のけむりが入っている。
地上に戻って玉手箱を開けて一挙に年取ってしまった浦島太郎を不憫に思い、
乙姫自ら地上に上がってきた。
しかし、其処には浦島太郎はいないし、人々からは恐れられるし、で、結局また龍宮城に帰ってしまったとさ。
という、浦島太郎の続編のおとぎ話とすれば説明はつく。
うつろ舟の形や装飾は当時の香炉等をイメージすれば簡単に絵は描けるのではないか。
以上、「誰が見てきたような嘘」をついたか定かではないが、真相はおそらくこんなところではないでしょうか。