46歳の元大学院生は積年の疲れで自分を見失ってしまったのだろう。
彼は自分の居場所、別の活き方を見いだせずに、廃墟と化した研究室とともに逝ってしまった。憐れなり。
この番組を視聴して、なぜか昔口ずさんだ「風」という曲を思い出した。
風 Little Bird, Feng
【作詞】北山修
【作曲】端田宣彦
1.人は誰も ただ一人旅に出て
人は誰も ふるさとを振りかえる
ちょっぴり淋しくて 振りかえっても
そこにはただ風が 吹いているだけ
人は誰も 人生につまずいて
人は誰も 夢やぶれ振りかえる
2.プラタナスの 枯葉舞う冬の道で
プラタナスの 散る音に振りかえる
帰っておいでよと 振りかえっても
そこにはただ風が 吹いているだけ
人は誰も 恋をした切なさに
人は誰も 耐え切れず振りかえる
3.何かをもとめて 振りかえっても
そこにはただ 風が吹いているだけ
振りかえらず ただ一人 一歩ずつ
振りかえらず 泣かないで歩くんだ
何かをもとめて 振りかえっても
そこにはただ 風が吹いているだけ
吹いているだけ
吹いているだけ