第一次世界大戦後、自らの国を持つことができなかったクルド人は中東地域を中心に約3,000万人の人口を抱える。1991年の湾岸戦争で難民化したことで国際社会の介入がありイラクのクルド人は事実上の自治区を得た。2002年のイラク戦争後、事実上の自治区は新憲法のもと正式な自治区を得た。
クルド人は9月25日に独立の是非を問う住民投票を行ったが、国際社会は民族自決の権利を認めつつもISとの闘争が終わらない不安定な状況下での住民投票に強く反対した。特にクルド人が国内にいるトルコ、シリア、イランは強い反対を示した。