禅僧ティク・ナット・ハンは”いのちの本性”について次のように言った。
以下、字幕の書き写し。
「私は私の両親や祖先の”継続”(いのちの変容した存在)です。
私は”私”という自我を持ってはいません。
私の中を見つめると父が見えます。
母も細胞のひとつひとつの中に見えます。
細胞の中にすべての先祖が私の国が人々が見えます。
”私でないものが集まって”私”を形成しています。
ですから”私”という孤立した存在自我はありません。
それが正見(ありのままに見ること)です。
気づけばもう寂しい思いはしません。
あなたは宇宙です。
この体とともに法界身(宇宙全体のひとつの体)があります。
宇宙全体があなたの中にあります。
法界身がいまここにあります。
あなたの中の宇宙とも、父・母・先祖とも話すことができます。
”あなた”という孤立した存在はありません。
父・母・先祖・宇宙から孤立した自分がいると思ったらそれは間違いです。
呼吸や歩く瞑想を通してふれられるのが
No Birth No Death”生も死もない”いのち本来の姿です。
ですから瞑想すると満たされた気持ちになります。
あなたは自分自身をそして人生の意味を探しています。
瞑想に充分な時間をかけて深く見つめ深く聞いてみましょう。
深く見ること深く聞くことにより自分のいのちの本性にたどり着くことができます。するとあらゆる差別や恐怖からも解放されます。」