「武内さんはヒトさえ殺さなければ、すごいいい人です」
こんな最終回はまったく想像していなかった。殺人鬼・武内さんの支配下に置かれていた梶間家がついに立ち上がった最終回。てっきり切った張ったの大立ち回りにでも発展するかと思ったら、あにはからんや。ものすごく静かな最終回。
池本さん刺殺の報を受け、武内さんに対する勲の再判決、そして家族全員からの拒絶に、最後の晩餐を申し出る武内さん。晩餐では、誰がどっちに毒を入れたのか、裏読みしまくりながらの緊迫感のある時間が流れた末、結局、「武内さんはヒトさえ殺さなければ、すごいいい人です」というある意味ものすごい科白が吐かれる。
そして無事に晩餐を終えた武内さんは自宅に帰ってから、琴音の焼いたほうのバームクーヘンを食べて事切れてしまう・・・。なかなかすごい最終回でした!