アメリカ軍の弾や爆弾の雨の中、豪を無理矢理出されたり、豪の中で赤ちゃんが泣くから黙らせろ、と母親に子どもを殺させたり、わずかな食料を奪ったりと、戦時の日本軍が沖縄の方達にした行為は酷かったのにも関わらず、戦後の補償は日本軍に協力した人だけ。
この中で厚生省の職員はより多くの人を救おうと嘘の記録を作り、補償を受けさせる。補償を受けた人は5万人以上。
何人が嘘の記録かわからないがいまやこの記録が正しいことになっている。
このジレンマの中で沖縄の人は忸怩たる思いで生きている。
今も誰のものとも知れない遺骨が、見つけられる。